今回は「問題の社会化」というトピックでいじめ問題について考える。町田市のある小学校でSNSを使ったいじめが確認された。いじめられた生徒は別の生徒の名前を名指しした遺書を残して自殺したそうだ。
このニュースはかなり都合の悪いいくつかの事象を含んでいる。この学校は先進的に一人一台のタブレット端末を配布するモデル校だったのだが、学校は端末をきちんと管理できていなかった。
いじめの舞台になったのはGoogleチャットだがNTTがGoogleと組んで町田市の公立小中学校に導入を進めているという記事が2017年に出ていた。つまり、モデル事業が失敗して自殺事件が起きたというケースなのだ。「一部の企業が金儲けのためにタブレットを小学校に売りつけた」のだから即刻中止すべきだと言いたくなる。
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