インスタ映えするための正しい立ち方を覚えてついでにダイエットにも役立てる

正しい立ち方を覚えると本当の自分に出会えるかも

ファッション写真を気軽に投稿できるサービスが増えた。インスタグラムなどで自撮りをアップする機会もあるだろう。しかし、いざ写真を撮影してみると普段鏡で見ているよりスタイルが変に見える。実は自分で思っているより立ち方が悪いことがあるからだ。鏡を目の前にすると自然と格好をつけてしまうが、写真だとそれがわからない。

よく「体を上から吊っているように立てばいい」などと言われる。確かにその通りなのだが、このやり方だと体のあちこちに力が入り不自然な状態になる。立ち方の本を探してみるのだが、なかなかぴったりの本に出会えない。スポーツの立ち方やウォーキングまで視野に入れると幾つかの本が見つかる。

ネット通販にはいろいろなダイエット機器が売られているのだが、実はスタイル矯正を目的にしたものが多い。だから脂肪が燃焼していないのに「一瞬でウエストが5cm減った」みたいなことが起こるのだ。つまり、正しい立ち方を覚えるとこうした機器を買わなくても「一瞬でウエストが5cm減った」みたいなことが実現できる。本当にスタイルが悪くてどうしようもない人はそれほど多くないことになる。

まずは猫背矯正から

最初に壁に踵と背中と後頭部を付けて立つ。正確には背中とお尻と踵が後ろにつく。この状態で後ろに倒れている感覚があるとしたら普段体が丸まっていることになる。頭が前に出ていると顔が大きく見える。スタイルが悪いと考えているなら多分猫背のせいだろう。

よく、モデルの教科書などで「首を上から吊られている」と表現することがある。だが、実際にやってみると、どこに注意を向けていいかわからない。だから順番に覚えたほうが遠回りに見えて近道である。

最初にやったほうが良さそうなのは猫背対策だ。猫背対策といっても背中だけに力を入れて立とうとすると反り腰という中途半端な姿勢になる。また今まで猫背で前を向いている人が猫背を矯正すると当然ながら顔が上を向く。

文章だけだとよくわからないので図にしてみた。真ん中の状態が反り腰なのだが、これで長い間立っていると確実に腰痛になる。人間の体を支えるのは実は腹筋などの「コア」だ。腰には大きな筋肉はないので、腰だけで立とうとすると腰が緊張して腰痛を起こすわけである。逆にコアトレーンングをすると立ち方が改善され結果的に体重が減りスタイルがよくなる。

 

顎が上に上がっている状態は最初のうちはしかたがないのでそのままにしておく。無理に顔を下に向けると首にシワが寄ってしまうのだが、これを矯正するためには顔を上に上げて顎と首筋をストレッチすると良い。

 

 

最初は1の状態になっているのだが全体が前傾しているので気がつかない。顔だけをなんとかしようとすると首が詰まって首筋にシワができる。これを防ぐためには一度3のように顔をそらせて首を伸ばしてから顎だけを前に引く。ただ、猫背矯正をしている時には正直首までは気が回らないと思う。

お腹を引っ込めるためには力を入れずに上に伸ばす

猫背対策ができるようになったら次に腹をやる。太っている人はお腹を引っ込めようとするが、実は腹は前に出るのが正しい姿勢である。

まず体をだらりと下に下げると腹が出る。次に腕を組んで上に伸ばすと当然お腹が引っ込む。中年になってお腹だけがぽっこり出てくる人はたいていここが緩んでいる。これを常に上に伸ばした状態にしておくのが写真写り的には「正しい姿勢」であり、当然苦しい姿勢だ。腹筋などのコアトレの重要性を実感するはずだ。

足が地につかないのが美しい

最後に腰をやる。いわゆる骨盤を立てるというやつである。だが、骨盤がどこにあるのか、と聞かれてもよくわからない。ネットの情報には「骨盤が立っている日本人はほとんどいない」などと書いてあるものもあり(自分のメソッドだけでしか骨盤は立てられないなどと主張している)非常にわかりにくい。

片方の足をつま先立ちにして上に体を伸ばすのだ。これには二つ目的がある。骨盤を立たせることと、動きを作るためである。ファッション写真なので動きを作るのが重要だが、単に立ちたいだけなら骨盤が立った感覚だけを覚えれば良い。

つま先は立たせておいてもよいが、軽くつけてもよい。このときの骨盤の形が「正常に立っている」状態である。女性のヒールは多分この状態を人工的に作っているのだと思う。これをときどきやらないと、どうしても骨盤が寝てしまう。

軸になっている方の足は外即で立つ。いわゆる土踏まずの外の部分を使うのだ。片方だけを爪先立ちにするのは、バランスを崩してポーズを作らないと兵隊のような直立不動になってしまうからである。しっかり立っている方の脚を支脚と呼び、反対側の脚を遊脚という。この考え方はギリシャ彫刻の立方にも見られ「コントラポスト」として一般化されている。最初はクリティオスの青年像のように微妙に崩していたが、徐々に大胆に崩されるようになる。

立ち方の本にフォースタンス理論というものがある。あれは安定させる立ち方でファッション写真の基本の立ち方ではない。ただしファッション写真の中にも力強さや安定を重視するものがある。例えばストリート系やミリタリー系ではこうしたしっかりしたスタンス理論が役に立つ。美しさの基準は常に一つというわけではない。

吊られているように立てというのはシンプルでわかりやすそうなのだが、実際にはどこに力を入れてたっていいのかわからないのでアドバイスとしてはそれほどわかりやすくない。逆に変なところに力が入ると自然に動けなくなるし、動きを優先すると形が崩れてしまう。

基礎ができたら、顔・手・脚などの各パーツを調整する

ここまでで立てるようになるので、次に各パーツをやる。まずは先に述べたように首を後ろに引きストレッチする。そしてそのまま顔を前に出す。すると首が伸びた状態で前に出る。顎先を意識して自分と同じ高さのところをみると顔が正しい位置になる。次に手だが石坂浩二によると肩を意識すると自然と手の位置は決まるそうだ。そこまでできなければ何か持つとよい。実生活では何も持たずに手の位置を意識することはないので仕事をやらせると楽だ。何か持っていると(なければ襟でもバッグでもよい)何かしらの形は作れる。脚は開き気味にしたいのだが、これも普段脚を組んだりしているとうち向いているのでうまく外側に開いてくれない。反対側の肩を外に向けると不思議なことに脚が開く。

ここまで出来たら骨盤が前に出っ張っているところに手を当てて右や左に傾けるといろいろな形が作れる。こうして一つひとつの動きをプログラミングし直すと、安定的に綺麗に立つことができ、同時にダイエット効果も得られる。

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