どうやら片脚だけで歩いていたようだ

先日からダイエットと姿勢改善について書いている。いったん迷いだすと止まらなくなってしまうが専門書を読んでもよくわからなかったというところまでを書いた。スポーツが得意な人は普通に立てば自ずと姿勢は良くなると信じているようであるのだが、実際に部分を意識すると別の場所がおかしくなる。そこで別の本を読むと全く別のことが書いてありだんだん「どうでもいいや」と思ってしまうのである。




先日長い距離を歩いた。だいたい5キロの道のりで片道1時間かかる。帰りはバスにするつもりだったのだが片道ではよくわからなかったので結局帰りも1時間歩くことになった。つまり10キロくらい歩いた。歩数計でいうと14,000歩くらいなのだそうである。

まず気が付いたのは左脚だけがX脚になっているということだった。写真を撮影しても歩く時にできる影を見ても左脚が内側に曲がっている。怪我をかばっているような感じだが左脚だけ怪我をした記憶はない。いつからこうなったのかあるいは生まれたからそうだったのかということが気になった。

いつも座り姿勢では脚を組んでいるのはわかっていた。この時左脚が下になっていて内側に引き寄せられている。脚を組まないようにしてみようと思ったのだが習慣を止めるのはなかなか苦痛である。

最初の一時間は左脚を外に出すようにして見たのだがどうもぎこちない。歩いているうちにどんどん疲れてしまう。後から思い返して見ると部分だけに着目してもあまり効果的ではないのである。

ここは一度ゆっくりやってみようと思った。そこで右脚を前に出し左脚を前に出してみた。右脚と左脚では役割が違っていることに気がついた。右脚は蹴り出す脚になっていて左脚はそれを支えているだけである。つまり推進力として左脚は使われておらず片脚だけで歩いていたわけである。左脚は義足か杖のような役割を果たしていたことになる。

試しに右脚で横に蹴り左脚で横に蹴りということをやってみた。最初は慣れないのでぎこちない。ゆっくり歩いていると信号に間に合わなくなったので走った。その時に「普通より力強く走れる」と思った。当たり前だ。普段は右脚だけで走っており左脚は推進力として使っていないからである。それにいつもよりスムーズだ。

そこでふと、歩く時には前に向けて蹴り出すべきなのに横に向けているのでは推進力を無駄にしているのではないかと思った。そこで右脚を後ろ側に降り出すようにして左脚も同じようにやってみた。これもスムーズに進んだ。こっちの方が正しいやり方なのだろうかと思った。

さらに次の日には骨盤を意識して見た。骨盤は前と後ろに張り出したところがある。ここを意識して八の字を描くようにして動かすのである。こうやってだんだんできることを増やしてゆく。すると頭の中で情報が整理されて動きが調整される。人間には不思議な機能があるものだと思った。

「動かす」ことはとても重要なようだ。例えば開脚を練習するときもストレッチしたままにしないで左右に動かしながら可動域を広げると良いそうだ。

この動き、何かに似ているぞと思った。

それは昔読んだデューク更家のウォーキング関連の本である。デューク更家さんは脚を腰からつながった長いものだと意識した上で意識して歩こうというようなことを書いている。つまり骨盤の動きと脚の動きを合わせて全体をちゃんと使おうと言っていたのであった。

デューク更家さんは「お母さんが膝を痛めたことから正しい歩き方が大切である」と考えるようになったという。そこまでは良かった。だが、ダイエット本としていろいろな工夫をしなければならないと考えたのだろう。

最終的には正しい歩き方をすればハッピーになれるというようにある種宗教的な境地に達してしまった。ここでついてゆけなくなってしまう。言っていること・書いていることには意味があるのだが、結局は自分で発見して納得しないとその意味はうまく噛み締めらないのかもしれない。

いずれにせよ各部を意識して動くと全体が自然に調整される。そのためには多くの情報を与える必要がある。理解できなくても構わない。休んでいる時に自然に調整されるからである。スポーツが得意でダイエット本を出すようになった人がこの辺りを説明できないのは当たり前と言えば当たり前だったのである。子供の頃から調整力が働くのは当たり前だと考えていて取り立てて不思議に思わないのだろう。

だが、この歩き方はなかなか疲れる。着ていたジャケットを脱いで背中のリュックサックにしまわざるを得なかった。これはカロリーを消費するだろうなあと思った。つまり、歩き方を意識すると痩せるはずだ。

ダイエットのために砂糖の使用を一週間ほど控えているのだが何か食べないと倒れそうである。スーパーの中を見渡しても気軽に食べられそうなものは全て砂糖使用なのである。運動しつつ砂糖を控えるのは難しいんだろうなあと実感した。ようやく見つけたのがこれだった。

砂糖を控えると水分が抜けてむくみが取れる。しかし運動量だけを増やすと今度は筋肉も消耗するそうである。

しばらく歩いてから立ち姿を撮影して見た。両方の自然に脚がスッと伸びた。部分を意識すると別の場所がおかしくなるという繰り返しだったのだがあっさりと問題が解決してしまったのである。

おそらく効果は一時的なので繰り返しアセスメントをして調整してゆく必要があるのではないかとは思っているのだが、意識と調整力を意識することはダイエットに限らず美しい動き方にも重要なのだなと思った。

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