ヤマト運輸の人が楽になるかもしれない工夫

ヤマト運輸が「もうこれ以上荷物が運べません」と悲鳴を上げているらしい。Amazonなどの通販が発達したので業務が逼迫しているという事情があるのだろうが、再配達が減れば運転手の負担も軽減できるのではないかと思った。

事前に「いつ荷物が着くか」が分かれば再配達の手間は減らせる。

ヤマト運輸には荷物のトラッキングサービスがある。これを利用すればかなり細かく荷物の現在地が分かる。福岡から千葉まで荷物を送る場合、千葉に着いた時点で「大体何時ごろに到着するか」はわかるので、そのときに千葉の最寄営業所に「今日は午後でかける」などと言って置けば再配達の手間は減らせる。

精度は劣るが郵便局も同じようなトラッキングサービスをやっている。雑誌を注文したときに「今日は午前中はいるが、午後雨が降るのでどうしましょう」と相談したところ、午前中に手渡ししますと言ってくれた。ただし郵便局の場合、局の手元に届いてからではないと検索ができないようだったので、タイミングを図る必要はあるものと思われる。それでもこういうサービスをやってくれるのは、二度手間のほうが大変だからではないだろうか。

もちろん、電話で確認というような面倒な手段をとらなくても、オンラインで調整ができるサービスがある。ヤマト運輸はクロネコメンバーズというサービスを展開しており、ウェブ上から配送時間の変更もできるようだ。クロネコメンバーズは意外と使えるサービスで、送り状の発行やポイントシステムもあり使い勝手が良い。手書きが苦手な人は一回試してみてもよいのではないだろうか。

今のところ、受け取り手にはインセンティブがないので、配送日時を指定したらポイントを付加するなどのインセンティブをつけても良いかもしれない。再配達の手間が省ければ人件費が減らせるので、ポイントの原資にはなるのではないだろうか。

再配達を減らすためにはポストを作るなどの工夫もできるのだろうが、お金がかかることなので、なかなか一筋縄では行かないだろう。誰でもマメに到着日時をチェックするくらいのことはできるわけで、ちょっとした協力があれば少しは労働環境の改善につながるかもしれない。

通販のように自分で注文したものは番号が予め分かるわけだが、それ以外の品物がいつくるかは分からないわけで、品物を送る場合には予めトラッキングナンバーを相手に伝えてあげるのも手かもしれない。今そういうことをすると???みたいに思われるはずだが「荷物送りましたよ」コールをはやらせてもいいんじゃないだろうか。

巷では再配達にペナルティをとればいいんじゃないかという声もあるが、そうなると「じゃあ受け取らない」ということになりかねないわけで、それであればトラッキングに協力してくれた人にインセンティブを渡したほうがみんなハッピーになれる気がする。

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